キャッシュレス決済の基本

キャッシュレス決済の基本

18歳になると民法上の成人となり、親の同意がなくてもクレジットカード契約が可能となります。ただし、カード会社の規程によっては、高校生や収入のない人(アルバイトをしていない学生など)は申し込みできない場合があります。


今回は、クレジットカードを含むキャッシュレス決済の基本と、クレジットカードの仕組みについて詳しく解説します。


キャッシュレス決済とは

モノを買う時のお金の払い方には、次の2種類があります。

・現金払い(キャッシュ)
・キャッシュレス決済


キャッシュレス決済とは、現金を使わずに支払う方法のことです。
現金を持たず、カードやスマホを持ち歩くだけでショッピングができるため、利便性が高く、近年急速に普及しています。


経済産業省の統計によると、キャッシュレス決済比率は2018年からほぼ倍増しています。子ども向けのおもちゃにもタッチ決済のレジが登場するほど、日常生活に浸透してきました。


おもちゃのレジセットにクレジットカードもどきが入っていたり、タッチ決済端末が備わっていたりして、驚いたママは多いのではないでしょうか、、、私も驚きました
おもちゃはリアリティを追求しますから、納得です。


キャッシュレス決済の種類

キャッシュレス決済は、次の3つの方式に分類できます。

・前払い
・即時払い
・後払い


前払い

前払いとは、

事前にチャージした金額の範囲で支払う方式

です。

代表例:Suica・PASUMO

チャージした金額だけ使えるため、使い過ぎを防ぎやすいという特徴があります。


即時払い

即時払いとは、

登録した銀行口座の残高の範囲で支払う方式

です。

代表例:デビットカード

カード利用と同時に口座から引き落とされるため、現金払いに近い感覚で使えます。



後払い

後払いとは、

カード会社がいったん立て替え、後日まとめて支払う方式

です。

代表例:クレジットカード

たとえば、口座引き落とし日が25日の場合、18日に3万円の買い物をしても、25日までに口座にお金があれば問題ありません。18日に口座残高が0円でも、21日の給料日に15万円入金されれば、25日の引き落としに間に合います。
この「立替払い」がクレジットカードの大きな特徴です。



ちなみに、バーコード決済もキャッシュレス決済の一つですが、一概にどの方式かと分類することはできません。バーコード決済は、前払い・即時払い・後払いのどの方式でも対応できる手段のことを指します。



後払いの返済方法

前払い・即時払い・後払いの3種類の方式をみてきましたが、後払いだけ少し性質が異なっていたのに気付いたでしょうか?
前払い・即時払いは「自分のお金」を使いますが、後払いだけはカード会社にお金を立替えてもらう仕組みです。 そのため、クレジットカード契約には審査があり、カード会社は「この人なら立替えたお金を返してもらえる」と判断して契約します。これが“クレジット(信用)”の意味です。


後払いはカード会社に立替えてもらっているので、カード会社への返済が必要になります。この返済方式にもいくつか種類があります。

・一括払い
・分割払い
・リボ払い
・ボーナス払い
・キャッシング返済


一括払い

翌日の引き落とし日に、一度で返す方式


利息はかからず、カード利用者には最も有利な返済方式です。


分割払い(回数指定)

3回・6回・12回など、

返済回数を決めて返済する方式


利息はかかりますが、返済期間が明確なため、返済計画が立てやすいのが特徴です。

年率12~15%程度が多い


リボ払い(元利定額方式)

毎月の返済額を一定にする返済方式


返済額を自分で決められるため、月々の返済額が少額で済みます。


が、これはカード会社の収益源です。
つまり、カード会社の儲けが大きい返済方式です。
もっと言うと、利用者にとっては損が大きい返済方式です。


リボ払いについては、よく理解した上での制度利用を考えてほしいので、コチラのコラムで詳しく説明します。


ボーナス払い(年2回)

夏・冬のボーナス時にまとめて返済する方式


利息がかからないことが多く、高額商品の購入で利用されます。


キャッシング返済

カード会社から現金を借りて、その金額を返済していく方式


他の返済方式は厳密にいうと借金ではないのですが、これは完全に借金です。貸金業法という別の法律が適用されるので、借金の上限規制(年収の1/3まで)などが加わります。

年率18%程度が多い


まとめ

・キャッシュレス決済には、前払い・即時払い・後払いの3種類がある
・クレジットカード利用時は、いったんカード会社に立て替えてもらう
・クレジットカードの返済方式には数種類あって、どれを選択するかによって支払い金額が大きく変わることもある


高校を卒業後はクレジットカードを持つ人が増えます。


かくいう私も、20歳を超えた時(当時成人は20歳から)に、ショッピングモールでクレジットカード契約をしました。クレジットカードを作るつもりはありませんでしたが、ポイント還元や、割引につられたことを覚えています。収入源が少ない学生の身で数万円の買い物をするとき、わずかな割引でも食いつきたくなるんですよね。


クレジットカードを契約することは決して悪いことではありません。むしろ、ポイント還元などを考えると現金払いよりお得なことがほとんどです。しかし、現金と違ってクレジットカードはお金をつかっているという実感を持ちにくいデメリットがあります。自覚がないままショッピングを続け、口座引き落とし日になってはじめて払いきれない金額だったことを知り、慌ててキャッシングやリボ払い利用を申し込む、、、なんて事態も珍しくありません。


金融リテラシーを高めて、便利でお得なクレジットカードを賢く使いこなしていきましょう。